野ろばは、はげ山の上に立って、 山犬のようにあえぎ、 草のないために、その目はくらむ。
あなたは荒野に慣れた野の雌ろばである、 その欲情のために風にあえぐ。 その欲情をだれがとどめることができようか。 すべてこれを尋ねる者は苦労するにおよばない、 その月であればこれに会うことができる。
いかに家畜はうめき鳴くか。 牛の群れはさまよう。 彼らには牧草がないからだ。 羊の群れも滅びうせる。
このために、われわれの心は衰え、 これらの事のために、われわれの目はくらくなった。
われわれの目は、むなしく助けを待ち望んで 疲れ衰えた。 われわれは待ち望んだが、 救を与え得ない国びとを待ち望んだ。
ヨナタンは言った、「父は国を悩ませました。ごらんなさい。この蜜をすこしなめたばかりで、わたしの目がこんなに、はっきりしたではありませんか。
宮殿は捨てられ、にぎわった町は荒れすたれ、 丘と、やぐらとは、とこしえにほら穴となり、 野のろばの楽しむ所、 羊の群れの牧場となるからである。